前の会社を退職する時のお話です。
まあ、条件を満たせば解約もできるみたいだから、現金が必要なら後で解約して。
人事の担当者とこんな感じのやり取りがあったんです。
この時は、まぁ解約すればいいか…、と思った程度で、詳しく調べたりはしませんでした。
甘かった。
実際に退職した後、企業型確定拠出年金の運用会社に問い合わせたところ、「途中解約は認められません」と断られてしまいました。
解約できるって聞いてたのに!
じゃあ俺の退職金は!?
退職金を引っ越し費用に充てようと思っていたので、当てが外れてかなりの痛手です。
確定拠出年金は基本的に解約不可
確定拠出年金は、原則として60歳まで引き出すことができません。
理由は簡単、「年金」だから。
例外的に60歳未満で解約も認められてはいるようですが、条件はかなり厳しいです。
これほとんどの人が解約できないですね(笑)
人事のアイツぶん殴ってやりたいですね(笑)
積み立てたお金はどうなるのか?
じゃあどうすれば良いのかというと、選択肢は3つしかありません。
転職先の企業型DCに移管する場合
転職先が企業型DCを採用していて、かつ、移管に対応してくれる場合、引き継いで運用してもらえます。
この場合が一番楽ですね。
月々の管理費等を会社が出してくれるので、手出しの出費もありません。
結局、60歳になるまで前の会社の退職金が貰えないのは同じですが。
個人型確定拠出年金(iDeCo)に移管する場合
企業型DCに移管できない場合、個人型DCに移管する方法があります。
iDeCoって最近よく聞くと思うんですけど、要するに個人でiDeCoを契約して、資産運用の口座を開いて、そこにお金を移してくださいということです。
この場合、口座の運用管理費が毎月かかります。
銀行や信金によって管理費は異なりますが、だいたい月に500円程度かかります。
年間で6,000円。
30年運用すると、管理費だけで18万円。
月々の積み立てはやらなくても良いみたいですが、口座の管理費は必ず毎月引かれます。
元金保証ではないので、資金が目減りするリスクも当然あります。
とはいえ、手数料を差し引いてもメリットの方が全然大きいので、企業型DCに引き継げない場合は個人型DCに移管した方が良いです。
国民年金基金連合会に移管する
企業型DCの資格を喪失してから半年以上放置していると、自動的に国民年金基金連合会に移管されてしまいます。
こうなると、
デメリットが大きいです。
必ず、企業型DCか個人型DCへの移管手続きを進めましょう。
半ば強制的にiDeCoを始めることに
こうして私も、半ば強制的にiDeCoを始めることになりました。
iDeCoはサラリーマン最強の節税対策と言われています。
実際、メリットは多いらしいです。
途中解約できないとか言われてちょっとビビりましたが、今では運用しているお金が毎月ちょっとずつ増えていくのが楽しみになりました。
サラリーマンで、退職金を企業型確定拠出年金で運用されている場合、
転職、退職を考えている方へ
確定拠出年金について、小難しくてよく調べていなかった事を反省してます。
退職金は『いつもらえる』のか、ちゃんと確認しておきましょう。
転職や退職で引っ越す人も多いでしょうし、まとまったお金が必要になった場合、退職一時金が出ないとかなり痛いですからね。
前もって資金を準備しておくなどの対策が必要です。
以上
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