【転職活動】退職願いを出したらもう部外者!さっさと有給消化に入るべし!


このたび、10年勤務した東京の会社を辞めて、地元九州の企業に転職しました。

Uターンというやつです。

転職の理由はいくつかあって、
  • 地元で子育てをやりたい
  • そろそろ家を買いたい
  • 30代のうちにチャレンジしたい
  • 都会の生活に疲れた
など。

退職理由が仕事に対してのネガティブな内容ではないので、職場は円満退社できるだろうと勝手に想像してたんです。

しかし、現実は厳しい!
なかなか皆さん冷たい。

自分が想像していたような理想的な退職とはなりませんでした。

退職の時に失敗したことや、注意点についてまとめてみました。


退職願いを出した時点から部外者扱いされる

前の会社のルールで、退職日の2ヶ月前までに上司に通達しなければなりませんでした。
この2ヶ月という期間が真綿で首を絞められているようで居心地が悪く、かなりキツかったです。

普通は引き継ぎが終わったらすぐ有給消化に入ると思うんですけどね。
そうはなりませんでした。


まずは上司からの引き止めがありました。

引き止めは正直嬉しかったです。
10年働いてきたので、やはり申し訳ない気持ちと、転職に少しだけ後悔もあることに気付きました。

それでも、地元に帰りたいという思いと、転職先が既に決まっていたこともあったので、退職の取り下げはできないですと伝えました。

すると今度は、退職時期の引き伸ばしを薦められます。

人手が足りないから年末まで待ってくれとか、次のボーナスをもらってからで良いじゃないか、とか。

私も職場のみんなに迷惑をかけたくないと思っていたので、転職先の入社予定日を伸ばしてもらう方向で相談はしていました。
でも、転職先からどうしても当初の予定通りにしてほしいという要望があって、早く引越しの日程を決めないとその先の予定も立たなかったので、改めて当初予定していた時期に退職したい旨を上司に伝えたんです。

渋々了承してもらったんですが、そこから職場での私に対する扱いが徐々に変わっていきました。

まず、ミーティングには呼ばれなくなりました。

急にみんな居なくなったなぁと思ったら、別室で打ち合わせ中。

仕事の話やメールも一切来ません。

腫れ物に触るような対応で、自分がいると会話が途切れたり、別の場所に移動されたりしました。

「どうせあの人もう辞めるから別にいいよ」なんて声が遠くから聞こえてきたりして、あからさま過ぎてちょっと笑えましたね。

当然の扱いなのかもしれませんが、そんなあからさまに部外者扱いされるとは思ってなかったので、ちょっとビックリです。

ガラリとした部屋で一人引き継ぎ資料を作成する日々。

なんだかイジメられているみたいで、けっこうキツかったです。


有給消化について

有給取得って、なんだか申し訳ない気持ちになりません?

社畜根性を叩き込まれているので、体が元気なのに仕事を休むってことに罪悪感を感じるんです。

でも有給休暇って企業ごとの決まりじゃなくて、労働基準法で決められている労働者の権利なんですよね。

だから気を使う必要はなくて、どんどん使ってしまえば良いんです。

退職するならなおさら、余ったらもったいないです。


退職すると分かると、職場の人たちは心無い言葉を容赦なく投げてきました。
「お前、有給全部使えると思うなよ」
「休んでも良いけど、他の人に迷惑をかけないように遠慮してね」

結局私は36日余っていた有給のうち、10日ほどしか消化出来ませんでした。


退職時に有給を使い切れるとは限りませんので、もしいつか会社を辞める考えがあるなら、有給はあらかじめ計画的に使っておくことをオススメします。


先輩、後輩、同期、お客さん、それぞれの反応

退職手続きのいざこざで参っていた時期。
一番救われたのが、取引先の社員さんとパートナー会社の社員さんの言葉でした。

わざわざ送別会まで開いてくれて、「もう会う事はないかもしれないけど、それぞれの道で頑張ろう」と言ってくれました。

パートナーさんは転職経験者だったので、退職時の苦労もいろいろと分かっていたようです。

仕事を越えて良い関係が築けていたことがわかり、素直に嬉しかったです。

正直なところ仕事は良いことばかりではありませんでしたが、これまで苦労してきた事が全て報われた気がしました。


同期については、すでに半数以上が転職してしまっていました。
残されているメンバーは住宅ローンのせいで辞めるに辞められない人ばかり。
サラリーマンの悲しい現実ですが、マイホームを買ってしまうと、チャレンジするのがなかなか難しくなるようです。
私が転職の報告をすると、やっぱりそうなったかと、少し寂しそうでした。


後輩は、事務所内では話しかけてくる人はいませんでしたが、定時後のエレベーターホールで鉢合わせたりすると、ちゃんと別れの挨拶をしてくれる人もいました。
事務所内で私がハブにされている感じだったので、やはり話しかけにくい空気があるみたいです。
ちょっと申し訳ない気持ちになりました。

それもこれも全部、上司と先輩がグルになって私を除け者にしているからです。
特に先輩は同郷の人間だったので、裏切られたという気持ちが強いのかもしれません。
わからなくもないけど、ちょっと大人気ない人たちでした。

男のジェラシーは見苦しいぜ


まとめ

転職先が決まって退職が具体的になってくると、思っていた以上に職場は気まずい雰囲気になりました。

10年も務めると、会社の同僚は家族よりも長い時間を過ごしてきた人たちです。
なので、やはり辞めるとなると裏切られたような気持ちになるのかもしれません。

もし私が逆の立場で、目を掛けてきた部下が辞めるとなったら、腹も立つかもしれません。

しかし、情に流されて中途半端な態度をとってはいけません。

退職願いは恋人に別れ話を切り出すようなもの。
スッパリと切った方が、お互いのためです。
むしろ嫌われるくらいが後腐れなくて丁度いいかもしれません。

次の会社では新しい仕事と仲間が待っています。

しっかり有給消化を使って、心と環境をキッチリと整理して、次のステージでも頑張っていきましょう!

以上


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