3年ほど前から禁煙を続けています。
3年経った今でも、飲み会などに行くと一本お化けが出てくることがあります。
たばこの記憶を完全に消し去ることは出来ないです。
でも二度と喫煙者に戻りたくありません。
ニコチンの奴隷はもう嫌です。
これから禁煙しようか考えている人や、何度も失敗して辛い思いをしている人のヒントになればと思います。
禁煙しようと思ったきっかけ
世の中的に喫煙者の肩身が狭くなってきました。喫煙室も縮小され、小部屋に詰め込まれている喫煙者を見ると可哀想になります。
大学生の喫煙率はすでに一割以下となっていて、ある大学でのアンケートでは「お金を出して体に悪いことをする意味がわからない。」という意見がほどんどだったそうです。
昭和の時代は「煙草=カッコイイ」でしたが、最近では「煙草=迷惑」という印象になってますね。
私はIT関連の会社で働いていますが、システムエンジニアやプログラマには愛煙家がとても多いです。
喫煙室でプロジェクトの方針が決まるなんてことも良くあります。
しかし、最近では職場でも禁煙を始める人が増えてきています。
新入社員も全員が非喫煙者でした。
私も「禁煙したい」という思いは前々からあったのですが、必要がなかったのでなかなか始められませんでした。
でも当時付き合っていた妻との結婚が決まったことをきっかけに、禁煙ブームに乗ってみようかと考えるようになりました。
ちなみに当時の私の喫煙レベルは以下のような感じです。
禁煙方法(失敗編)
実際に私がやってみた禁煙方法を紹介します。その1.根性論
まずは何にも頼らず、気持ちだけで禁煙を開始しました。私は長距離走が得意でしたので、「キツイことでも我慢してやる」という根性は人より優れていると自信がありました。
煙草の量も1日平均10本程度だったので、やろうと思えばすぐに出来ると思っていたのです。
禁煙開始から4時間ほど経過、、、
気付けばコンビニでタバコを買っていました。
びっくりしました。
これじゃ禁煙とは言えません。
ちょっと我慢しただけ。
情けない。
もう一度、次の日の朝から再挑戦しました。
1本でも吸っちゃうと吸いたい欲求が大きくなるので、前日の寝る前にタバコとライターと灰皿を処分しました。
仕事中は口寂しさを紛らわすためにフリスクとのど飴を食べまくり。
初日の午前中は何とか乗り切りました。
しかし数時間経つと、猛烈な眠気に襲われました。
離脱症状というものらしいです。
酷い時はほとんど気を失っているような状態。
顔を洗っても、コーヒーを飲んでも、ダメ。
ネットで調べてみると、喫煙により脳内で覚醒を促す物質が作られなくなっているために、眠くなるそうです。
これは...無理(´ε`;)
平日に禁煙を始めるのは無謀だと知り、最初のチャレンジは失敗に終わりました。
その2.禁煙セラピー(本)
巷でうわさの「禁煙セラピー」という本を購入。なんと禁煙成功率90%以上で、読むだけで絶対やめられる!らしいです。
この本は芸能人が何人か推奨していて一時期話題になりました。
Amazonのレビューを見てみると、暗示や催眠術のような内容なので、素直な人には効果があるそうです。
私は本を読むと逆に煙草が吸いたくなってしまい、結局読みながら吸ってしまいました。
効果なし。
その3.禁煙ガム(二コレット)
テレビで二コレットの宣伝が流れていたので、購入してみました。結構高い。
二コレットはニコチン置換療法というもので、いわゆる「ヤニ切れ」によるイライラを解消するものらしいです。
使ってみると、根性論や本に頼るよりは効果がありました。(離脱症状が軽減されました)
しかし、ガムといってもニコチンは摂取されているわけで、やはり「本物を吸いたい」という気持ちが高まってきます。
たばこの依存には身体的依存と心理的依存があるそうで、私は心理的依存が高かったのでしょう。
ガムが無くなったら、元通りの喫煙者に戻ってしまいました。
禁煙方法(成功編)
今でも禁煙中という意識なので、まだ失敗する可能性はあります。でも、何度失敗しても良いと思います。
なるべく禁煙のハードルを下げることと、やり続けることが大事だと思います。
喫煙によって日々失っているものを書き出して目に付く場所に貼る
受験勉強のやり方みたいですが、けっこう効果がありました。喫煙で失うものってなんでしょうか?
健康、時間、お金、友人・・・
大事なものほど目に見えないものが多くて、徐々に失っていくのでなかなか気づきません。
喫煙によって日々失っているものを忘れないために、私は自分が大切な物を紙に書き出して、いつも目に付く場所に貼り付けました
禁煙に成功している人の共通点は、大切なものを守るために禁煙している、ということではないかと思います。
当たり前のように思いますが、だからこそ、本当の意味では気付きにくいことです。
禁煙を始めるには断固たる意思が必要です。
そして続けるには、たばこを吸わないことが日常にならないといけません。
失敗を繰り返す
私は何度も失敗を繰り返しています。それでもチャレンジを続けているうちに、だんだんと禁煙することに耐性が出来てきます。
禁煙が嫌じゃなくなってくるんですね。
始めはたばこを吸わないことが辛かったのですが、そのうち禁煙を破った最初の一本が一番辛く感じるようになります。
もう辛い思いはしたくないので、1週間も続かなかった禁煙も、今では3年続いています。
禁煙のメリット・デメリット
禁煙して感じたメリット・デメリットを紹介します。メリット
メリットだらけだと思いますが、強く実感したものは以下のような感じです。これらを考えると、喫煙している時は自らハンデを背負って生きているようなものでした。
デメリット
デメリットというほどのものではないですが、強いて上げるなら以下のようなものくらいです。
まとめ
何年も続けてきた喫煙習慣を止めるのは相当なストレスになります。でも一時の離脱期間をぐっと我慢して抜け出すことができれば、爽快な日々が待っています。
喫煙に縛られない生活は本当に素晴らしいですよ。
今年は禁煙、始めてみてはいかがでしょうか。
以上。
0 件のコメント :
コメントを投稿